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付録A

VDLドラフトSARPs(1996.8)

1章定義及びシステム能力

1. 定義及びシステム能力
VHFディジタル・リンク(VDL)は、VHF航空移動周波数帯域で作動するATNのひとつの構成要素となる移動サブネットワークである。さらにVDLは、ディジタル化音声のような非ATN機能を提供する場合もある。
1.1 定義
航空通信ネットワーク(Aeronautical telecommunication network):国際標準化機構(ISO)の開放型システム間相互接続(OSI)参照モデルに基づく共通のインタフェース・サービスとプロトコルを採用することにより、地上、空地及びアビオニクスのサブネットワークを相互運用させることができるインタネットワーク・アーキテクチャ。
航空機アドレス(Aircraftaddress):モードSトランスポンダあるいは他のデータリンクが実装された航空機ごとに独自に割り当てられた24ビット・バイナリ・ナンバ。これは、実際上の機体のアドレスであり、フライト・ナンバやテール・ナンバ(すなわち、登録番号)のような共通的に使用されるアドレスとは別個のものである。
非局期平方モード(Asynchronusbalanced mode):2つのサービス・アクセス・ポイント間にデータリンク・コネクションが確立された平衡作動モード。どちらのデータリンク・エンティティも、いつでもコマンドを送信することができ、コネクション上の同位データリンク・エンティティからの許可を受けることなくレスポンスを起動することができる。
非局期切断モード(Asynchronous disconnected mode):2つのデータリンク層エンティティ間に論理データリンク・コネクションが存在しない平衡非動作モード。データが送信される前には、必ずコネクションが確立されねばならない。
ATNルータ(ATN router):ATNマニュアルに従い、サブネットワークを相互接続するために使用される中間システム。
自動局万機能(Autotunefunction):リンク管理エンティティによって実行される機能。自動同調機能によって、地上局は、航空機に周波数の変更を指示することができる。
一斉同報(8roadcast):すべての局での受信を意図した伝送。

 

 

 

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